私は20代の10年間足の踏み場がない汚部屋で暮らし、その間何度も片付けに挫折してきました。
そんな私ですが30歳手前の約半年で、持ち物を9割減らすことができ、ミニマリストになりました。
失敗してきた頃と決定的に違うのは、〝思いつくままの片づけ〟をやめて、片付ける順番を計画したことが大きいと思います。
今回は、なかなか片付けが進まないという方の参考になればと、当時の回想しながら7つのステップでご紹介します!
目次
step.01 まずは、引き出しひとつから

いっきに終わらせようとして、何度も挫折した片付け。
大きな範囲に向かうとキャパオーバーしてしまうので「1日1ヶ所、完璧に片付ける」ことにしました。
その際に「引き出しを、ひとつづつ」という進め方が片づけ苦手なわたしにとってはちょうどよく
小さなスペースも〝完璧〟に整うと、達成感と気持ち良さが成功体験に。
引き出しだけでもこんなに気持ちいいのに、これが部屋全体に拡大するとどんなことになるんだろう?と期待が膨らみ、片づけのエンジンがかかりました!
step.02 目に付くもの

次に、手当たりしだい目に付くものを片付けました。
机の上や窓際の散らかりを片付け、壁やドアに貼ったものも撤去しました。
目立つところがすっきりして、いっきに部屋の片づけが進んだような感覚に。
「何もない場所」の範囲の広がりが気持ちよく、もっと片付けたい!と意欲が湧いてきました。
step.03 床置きのもの
これから取り掛かる「詰め込んだもの達」の片付けには、広々とした作業スペースが必要です。
そのため、積み上げた雑誌や、ただ不用品を詰め込んでいるだけの家具を一ヶ所にギュギュッと移動させました。
床に余白が広がる部屋の美しさに感動。
細かいものを整理するための作業スペースが確保でき、片づけの効率が上がりました。
step.04 衣装とコスメ

持ち物の中で一番多かったのが、服とコスメでした。
「いつか使うかも、痩せたら着られるかも」と10年以上前のジーンズもとってあるほど。
余計なことは考えず「今使うもの・本当に好きなものだけ!」と決めて、100個以上いっきに手放しました。
数少ないお気に入りだけが残り、どれにするか迷う時間がなくなってとても快適になりました。
step.05 詰め込んだもの達

片付けが下手すぎて、いろんな場所にとりあえず詰め込んだもの達がありました。
これらを全て床に広げ、「いる・いらない・保留」に分けました。
いるものは綺麗にしまって、いらないものは手放し、保留のものは一旦保留BOXへ。
保留BOXに入れたものは、1ヶ月など期限を決めて入れておき、使わなくても困らなければ手放すようにしました。
保留BOXに入れることは、それが無い生活を擬似体験することで、使わなくても生活に支障がないと理解し納得して手放すことができるので、とてもお勧めです。
step.06 貴重品・書類

「いつか必要になるかも!」と捨てるのが難しかった貴重品や書類。
見返してみると、前の職場の書類や、有効期限切れの書類などが紛れていました。
取扱説明書など、ネットで見られる書類も処分。
箱いっぱいになっていたものが、ファイル1冊以下に減ってスッキリしました。
step.07 思い出の品・コレクション

大好きなものを無理やり手放すのは苦行です。
そのため、手放す前に片付けのメリットを心から理解するようにしたところ、優しい気持ちでお別れをすることができました。
思い出が宿るものこそ、大切にできる範囲で持ちたいですよね。
それができる量はそう多くはないことに気がつき、本当に大切にできる分だけ残すようにしました。
最後に「片付けで最も大切なことは」

これまで何度も片付けを失敗してきたのは、途中で心が折れてしまうことが原因でした。
片付けはとても大変な作業です。
その作業を、モチベーションを維持して続けるためには、楽しく行うことが最も重要です。
そこで、目に見える成果を感じながら進められるよう、作業しやすい順番を考えて、少しずつ進めていきました。
家事や育児で忙しいなか一気に片付けようとするのは、とても大変なこと。
無理が生じる方法を選ぶと、必ず悩み・苦しみが伴います。
「今できること」を楽しくコツコツ続けることが、ゴールへの近道です♪
皆さんのお片付けが、楽しいお片付けになりますよう応援しています◎