ミニマリストになって驚いたのは
持ち物を減らした後に、生活そのものがコンパクトになったことです。
持ち物を減らす→管理・手入れの時間が減る→
持ち物関連のモヤモヤがなくなる→心のゆとりが拡大
という良いサイクルに突入することで
目に見えるスッキリ感にとどまらず、家計やライフワークにまでもゆとりが生まれるのだと実感しています。
今回は、生活をコンパクトにすることに繋がった、7つの重要ポイントについて、お届けします^^
不用品をなくす。

千里の道も一歩から。「生活そのもの」を整える最初の一歩は、明らかな不要品を手放すこと。
「不用品の置き場所にも家賃を払っている」という言葉を知ってから
- 今の暮らしの中で、日々活躍してくれるもの
- 心の栄養になる、愛するもの
が本当の意味での「必要品」だと感じます。
数を減らす。

全体の総数を減らすと、必然的に生活はコンパクトになります。
私は美容が大好きで、汚部屋時代は大きなメイクボックスが満杯になるほどコスメを所有。
ミニマリストになってからは、メイク方法そのものを見直し、毎日使う定番コスメだけに減らしました。
その結果、収納スペースは、メイクボックスから小さなポーチひとつに。
総数を減らしても、少ないひとつひとつがとてもお気に入りなので、満足度は変わりません。
持ち物の総数が減るということは、買う機会も減らせるということなので、家計もコンパクトにできます。
減らすときに気を付けるポイントは
- 減らしたあとに不便にならない
- 残したひとつひとつの満足度を高める
ということ。
減らすことは手段であり、目的ではないことを忘れずに。
無理せず楽しい方法を選びましょう。
サイズを小さくする。

- 住まい
- 入れ物
- 持ち物
それらのサイズを小さくする工夫の積み重ねが、スペース・重量・余白にゆとりをもたらします。
汚部屋時代は大きなバッグに物を詰め込み、家賃の高い広い家を探し、サイズもコストも膨らむ一方でした。
お金を使わない。

汚部屋時代はお金の使い方が下手で、稼いでも稼いでもカツカツでした。
「節約」レベルの節制ではお金の使い方を変えられないと悟り、基本的に「お金を使わない」という考え方へシフトしました。
すると、お金が貯まる生活水準を、自然と定着させることができるようになりました。
あるもので工夫。

理想を現実するための手段が「ものを増やす」「お金を使う」ことであれば、あっという間にマキシマリストになってしまいます。
何かを加えなくても、今あるもので代用する事や、同じもので楽しむという工夫で十分に心が満たされます。
例えば、我が家ではいつも同じ献立ですが、時々お弁当箱に詰めて食べることで、いつもとは違う楽しさを味わっています。
今に満足する。

私はごく普通の主婦ですが、毎日極上の幸せを感じています。
それは、今日も無事に落ち着く住まいで目を覚まし、家族もみんな元気で、いつもの毎日が始まることが、最高の満足だと知っているからです。
理想を抱くことは大切ですが、その理想を追う以上に「今」に幸せを見出すことで心が満たされます。
今ある幸せを数え、幸福度を上げましょう。
拡大思考の停止。

際限なき願望は、ときに人を苦しめます。
もっと稼ぐ、大きな家や車を持つ、ブランド品を持ちたい、、、数えればきりがありません。
心地よい願いを超えれば、あっという間に欲望に飲み込まれてしまいます。
一旦停止し、本当の幸せを見つけましょう。
最後に。幸せが小さくなることはない。
世の中に溢れる情報は、わたし達が興味関心を惹くために、魅力的に見えるように作られています。
それらの魅力的な世界=幸せな生活の象徴かのように見えるのは自然なことです。
美しく広い家。
性能の良い車。
流行のアイテム。
確かにとても魅力的ですし、それらを使うことによって、幸せを得られることも事実です。
ただ、それだけに「幸せの価値観」を定義すると、それらが手に入らない=幸せを手にできないかのような錯覚に陥ります。
汚部屋時代のわたしは、まさにこの歪んだ価値観を自ら育て、見も心もボロボロになってしまいました。
どうしようもなくなって、人生の再起をかけた片付けに挑戦するとき、持ち物をひとつひとつ手放しながら
自ら育てた歪んだ価値観を、ゆっくりと軌道修正したのです。
そうしてやっとわかったのは、
わたしは何かを得なくても、今もう十分に幸せだったのだ、という事実。
モノと現実を切り離して考えられるようになって、持ち物を手放し、生活をコンパクトにすることを楽しめるようになりました。
減らす、手放す、捨てる、離れる。
幸せが小さくなってしまうような不安によって、前に進めない時は
「持ち物や暮らしと、自分の幸せは紐づかない。
減らしても私は幸せになれるから、大丈夫」と
安心して、楽しいお片付けを実現されてくださいね。