汚部屋を卒業するぞ!と決意してはじめた本気の片付け。
当時、減らすことに一番苦労したのが「服」でした。
10代からファッション誌を毎月4〜5冊買い込むほど服が大好きだった私は、10年以上給料の多くをファッションに注ぎ込みました。
MAXのファッションアイテム数は200超え。
そこから試行錯誤を重ね、現在は年間10着前後まで減らすことができました。
「大好きなもの」は手放しにくいので、片付けの段階から納得し、安心感を得ながら進めることが大事ですし
実際に減らした服で楽しく暮らす「今」がリバウンドしないコツだと感じます。
では、実際にどんな方法で手放したのか、具体的にご紹介していきます。
目次
『過ごし方』で服を分ける。

以下のように、日頃の過ごし方を振り返ると
- 仕事の種類
- 子供の年齢
- 休日の過ごし方
こんなふうにおおまかなシーンだけでも、そのときどんな服が必要かイメージしやすくなります。
例えば私の場合、平日は 仕事は私服OK→仕事後、次男と公園に行くというのがルーティン。
途中で着替えせず、一日通して心地よく着られるのは「きちんと感のある動きやすいワンピース」ということがわかり、定番の制服になっています。
『種類ごと』に何枚必要か考える。

過ごし方に合わせて「必要な種類」を把握したら、
「種類ごと」に何枚持っていれば不便がないのかを捻出します。
私の場合は、毎日洗濯で翌日に乾くため、1着でも着回すことができます。
汚れや破損の備えも兼ねて、平日はワンピースが最低2着あれば十分に着まわせると考えます。
『兼用アイテム』で種類を減らす。

- 必要な種類
- 必要な枚数
の中で、「兼用」できるよう工夫すると、更にクローゼットがすっきりします。
- 日頃の仕事着 × フォーマル服
- 動きやすい服 × リラックスウェア
アイディア次第で、出番が少ない専用アイテムを減らせます。
人目を気にすることや、流行軸で服を揃えることは、数を増やす原因になりえます。
自分らしく、工夫を楽しくクローゼットを作りましょう♪
新調するときは『トキメキ重視』

衝動買いや、妥協の買い物は不要品の原因です。
是非、新たな一着を迎える時は「理想の自分」を想像して、その中の自分が着ている服を選びましょう。
見た目はもちろんですが、着心地や価格もトキメキポイントのひとつ。
わたしの場合「理想の自分」を無視した服装は、ちょっとおしゃれなジャージです(笑)
でも、それだとトキメキはない。
どんなに楽でも、動きやすくても、自分の姿を見るたびガッカリするでしょう。
だから、動きやすい×ラク=ワンピース
次男と泥んこになっても、汚されても「また買えるしいいや〜」と思える価格帯がベストアイテムなのです。
手放せない服は『保留BOX』で〝ない生活〟を体験

服にも様々な思いがあり、手放すのが難しいことがありますね。
そんなときは無理やり片付けず、保留BOXを作って一定期間入れておきましょう。
(1週間〜1ヶ月など、期限付きがおすすめ)
実際に「なくても暮らせた」という実体験は、前に進む一歩を後押ししてくれます。
手放せないときは、手放した後の後悔やトラブルを先取りして、不安を感じている証拠。
その思いを無視して手放すのは、いささか辛いものがありますよね。
実体験があれば「なくても生活できた」と事実として納得でき、「問題なく暮らせた」と安心して手放すことができるようになります。
わたしはこの方法で、服以外にもたくさんの持ち物を安心して手放すことができ、その後に後悔したことは一度もありません。
「これでいいや」を「これがいい」へ。

持ち物の管理において、とても大切なのはマインド(思考)です。
重要視している情報が「流行」や「高すぎる理想」が軸だと、いつまでも他の服に目移りしてしまいます。
思考は積み重ねによって習慣化していくもの。
日々の感情を「これでいいや」という妥協の流れ作業にせず、
「これがいい「ありがとう」というポジティブな気持ちを積極的に抱くようにすると、着ることが本当に楽しくなる。
続けていると「すごく似合ってるな」「自分らしくて好きだな〜」と思えるようになってきます。
適当な思いのままでは、適当な装いに。
感謝すると、幸せな装いに。
「もっともっと」を「十分幸せ」へ。

必要以上に服を増やしているのは、誰でもなく自分自身。
その根元となるのは「もっと、もっと」と現状に満足せず、
増やすことにメリットを見出している心です。
もしも増やしたい心が現れたら「今ある服で、十分幸せ」と唱えてみます。
声に出しても、心の中でも。
最初は気持ちが入らなくても、続けていると、心からそう思えるようになってきます。
これは本当に効果的で、衝動的な物欲が現れても、ふわ〜っと優しく消え去って、今ある服が最高の1着であることに気がつきます。
最後に「大好きな服が並ぶ、美しいクローゼット」

今年に入って大きな変化があって
- 会社員→フリーランスに転身
- 引っ越して10年ぶりに自分の部屋を持てた
と、服装は自由を謳歌できるようになったものの
数枚入れ替えだけで、数はほとんど変わりません。
昨今はプチプラでもおしゃれな服がたくさんあって、増やそうと思えばいくらでも増やせる。
でも増やさないのは、このすっきりしたクローゼットが自分にとって一番最高の状態のだから。
- 「自分が好きな服」だけがスッキリと並ぶ
- 繰り返し着て愛着が湧き「今日も一緒にいてくれる相棒」のよう
不器用なわたしは、たくさんを着回すスキルも、手入れする家事力もない。
大切にできる数を超え、活用しきれない服が溢れると、心までいっぱいいっぱいになってしまう。
だから、このクローゼットが最高のメリットなのです。
- どれだけ持っているか
- 何を持っているか
- どれくらい少ないか
に答えがあるわけではありません。
「どんな状態に、幸せを感じるか」あなたのものさしが
最高のクローゼットを作るうえで一番大切な基準になります。
これから服のお片付けをする方は、是非そのように考えて、楽しく答えを見つけてくださいね^^
楽しいお片付けになりますよう、エールを贈らせていただきます。