次男ちっち(2歳)は、1歳の頃から保育園に通い始めた。
ヨチヨチ歩きのちっちが、生まれて始めて数時間もママと離れることを経験する日から、ずっと続けていることがある。
ちっちの送迎は、送りがわたしで、お迎えはパパ。ゆとりがある日はベビーカーか抱っこ紐で、締切などがあるときは車で送る。保育園前に到着すると、玄関までは短めの小路を歩く。
この小路を始めて歩いた日、わたしはものすごい罪悪感を抱いていた。まだ小さなちっちを預けてまで働く必要があるのか、離れた時間にたくさんの成長を見逃すのではないか、と。
あれからどうにか気持ちに整理をつけてきたものの、未だ、保育園前の小路では、心がギュ〜っと締め付けられるのである。
このギュ〜!は、働くお母さんなら誰しも経験があるのではなかろうか。心なしか、他のお母さんも小路を歩くときの顔つきが、ちょっと寂しそうにも見える。
心の締め付けを体現するかのように、あるときからちっちを強めに抱きしめてギュ〜!しながら
ちっち、お別れだね。今日は3時に迎えに来るからね。それまでお友達と楽しく遊んでいてね。ママ、お仕事一生懸命がんばってくるから、週末はいっぱい遊ぼうね!!
とちっちの耳元で語りかける。
もう通い始めてから1年以上経つというのに、胸がギュ〜!っと締め付けられつつ、語りかけながら涙が出そうになる。
ヨチヨチ歩きから、しっかりと歩き回れるようになった頃、このギュ〜!をした後に変化が。
ちっちもわたしをギュ〜!と抱き締めてくれて「マ〜マ、あのね、○△×*@・・・」と何かを懸命に語りかけてくれるようになった。
そうなるともう、ちょっと離れるだけで今生の別れを惜しむかのようなカップルみたいなわたし達です(笑)
いつになったら働きながら育児をすることに慣れるのだろう。
繁忙期とバッチリ被ってお熱を出して、脳内の20%くらいは仕事のことを心配しながら看病する自分への罪悪感。
せっかく一緒にいられる週末に、イヤイヤするちっちを見て、自分までイヤイヤしてしまった後の後悔。
仕事中に見かけた抱っこ紐のママさんを見て、わたしももう少し復帰を遅らせればよかったかと、迷いが生まれること。
もういい年の大人になっても、悩んだり、迷ったりする自分。
そうか。年齢的には40年近く生きてるけど、育児は始まってまだ10年。実年齢10歳の頃は、まだまだできないことも多かった。第二子誕生×仕事復帰に関しては、まだほんの2年ほどで、ちっちと同じくわたしも毎日新しい世界を見ているんだった。
大人と一括りにして評価しようとするとそりゃあ至らないことだらけ。でも、目の前で見ている新しい世界に出会ったときから数えると
〝未熟であることが、自然なこと〟だと理解でき、肩の荷がふわっと軽くなる。
Instagramでとても多いご相談のひとつは、子育てについてです。何かお役に立てればと、お答えさせていただいているわたしも、まだまだ新しい世界で成長中。
このブログを読んでくださった方へ。共にゆっくりと歩いていきましょう。