昨夜は、1ヶ月ぶりに家族4人並んで寝ました。とても嬉しかったので、今日はその話を。
いつもは、トラは部屋でひとりで寝ている。とはいえ今年の3月まではずっと一緒に寝ていたのだけど。
中学生になったトラは夜10時くらいまで起きていたいけれど、2歳のちっちは8時就寝。せっかく寝かせたちっちが、ごそごそと布団に入ってくるトラの物音で目を覚ましてしまうことや、受験生になる前に部屋で集中して勉強できる環境を整えるべきかと、やっと踏み切ることができた。
ここまで「もう仕方ない」という条件が揃うまでなんとか4人で一緒に寝ていたのは、わたしが4人で寝るのが大好きだったから。
長男のトラが生まれてからずっとずっと一緒に寝てきた。今でこそ腕枕や抱っこはしないけれど、小学校低学年までは布団の中であったかいトラを抱きしめるのが1日の終わりの楽しみだった。
10年以上続いたことから卒業するのは、なんとも寂しい気持ち。でも、そろそろだなって半年前から心の準備をしてきたつもり。それでも、当日はとてもとても寂しかった。今まで当たり前のように一緒に並んで眠りについた日々を、回想せずにはいられなかった。
いろんな理由で自分を納得させようとした。「わたしも中学生くらいからひとりで寝ていたしな。」「自立に向けた大きな一歩さ!」などとね。
結果的に「わたしがいなくなった世界でも、自分の力で楽しく生きていけるように、必要だ!」という壮大な理由に落ち着いて自分を納得させたのでした(笑)
とはいえ、昨夜久々に4人で眠れたのは、ちょっとやっかいな問題があって・・・。
ひとり部屋で悠々自適にひとり時間を堪能できるようになったトラ、夜に映画を2本ほど見て寝るようになったんです。(ここ最近はもっぱらマーベルの映画観てる)
だから12時くらいまで起きて、翌朝ギリッギリまで起きない・・・!「せめて11時前には寝て!」と懇願するも、やはりひとりだとあっという間に時間が過ぎてしまうらしいので、リズムを取り戻すまで少しの間、一緒に寝ることになったのでした。
きっかけはアレですが、母は密かに嬉しかった。こうゆうときプンプンモードで仕方ないな!風を吹かせるのではなく
「久しぶりにトラと眠れて、うれしいな〜」と素直に伝えられるようになったのは、トラの反抗期と向き合う日々での学びかもしれない。
今回、この記事を読んでくださった方に、ひとつだけお伝えしたいのは
子どもといっしょに眠れる時間は、ほんの一瞬しかない
ということです。毎日一緒だと「たまにはひとりでゆっくり寝たい」と思うじゃないですか。(わたしのことです)安心してください、振り返れば一瞬のように早かった日々が過ぎて、悠々自適に布団1枚につき大人ひとりで眠れるようになります。
「たまには好きな時間まで夜ふかしして、起きたくなるまで寝ていたい」と思うじゃないですか。(これもわたし)安心してください、子の成長はあっという間で、ある日突然、ママよりも外の世界に興味を示し始めるようになります。
そのときには、いっしょに眠れた毎日や、四六時中ママ〜!とそばを離れなかった日々に戻りたくなる。
今もしその時間の中にいるなら、人生のなかでとても貴重な宝物のような時間を体験していることを忘れないでほしい。
そしていつかわたしのように寂しい気持ちが湧き上がってきたら「人生の中で、もう一度体験したいと思うくらいの幸せがあったんだ」と思えば、喪失感よりも感謝が溢れて笑顔を取り戻すことができます。
昨夜、布団の中でトラとちっちに挟まれて、何度も二人の顔を見た。きっといつか今日のことを愛しく思い出すのだろうと思います。